大國神社の山野草を守る会

芽吹き

投稿日時 2006-2-14 19:53:04
執筆者 sanyasou
今日は森の中でも、顔に当たる風が暖かく感じられる陽気でした。

まだ雪は降ると思いますが、樹木の根の周りから丸く溶け出して地面が少し露になっています。

その傍らにはイワウチワやショウジョウバカマの葉がちょこんと顔を出しています。

 いつの間にかシュンラン(写真)が芽を出し始めました。
 草木たちが静かに、着実に動いている森。
 そこに確かな生命を感じます。
 
うまく表現できないのはもどかしいですが、こんな気持ちで春を待つのは初めてです。
これがいわゆる“自然の息吹”を感じるということなのでしょうか。
こればかりは教壇から教わることは無理なのでしょう。
私が子供の頃から漠然と感じていた、足りない“何か”、オトナが教えてくれない“何か”。

 見えないものを見ようとする努力。
 自ら五感をフルに使うことで湧き起こる力。
 
春に向かって続々と現れてくる綿々と命を繋いで来た小さき者たち。
その存在を見止めるためにも、意識的に立ち止まって足元を見ようと思います。

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