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山野草日記 - sanyasouさんのエントリ
 sanyasouさんのエントリ配信

最新エントリ
2006/02/03
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (9:26 pm)
花に目が止まるようになると今度は花を取り巻く小さな虫たちの動きが見えてくる・・そんな経験はありませんか。

森に入り込むようになって数ヶ月くらい経った頃から、そんな感覚を覚えるようになりました。

目に飛び込んでくるのです。

滞在時間が長ければそれだけ目にするチャンスは増えますから、当然といえばそうなのでしょう。

アリとカタクリ、ミツバチとレンゲソウなど見事に共生関係を保っているコンビがあるかと思えば、モンシロチョウと菜の花のようにモンシロチョウの一方的な利用に終始するケースもあります。

何百年何千年とこんな“ちゃっかり”した関係が続いている、というのも不思議な気がします。
2006/02/01
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (8:40 pm)
昨日はカチカチに緊張しながらもなんとか・・公共の電波をお借りして当会のボランティア募集のPRをさせて頂きました。

お聞き辛いところもあったかと思いますし、果たしてきちんと伝わったのか甚だ心配でしたが、お陰さまでお問い合わせを頂いて、驚くとともに感謝であります。

4月にはカタクリの花が展開してくることでしょう ・・ひとつでも見落としを減らしていきたいと思います。

それには皆さんのご協力が是非とも必要です!
2006/01/30
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (9:34 pm)
カタクリ群生地の一角に、継続調査のためのスペースを作ろうと思っています。

参考にさせて頂いている資料をもとに、1メートル四方の枠にメッシュを切る手法を取り入れてみようかと。

 同じメッシュ観察でも対象が日々変化する植物なので、地質調査のそれとはいささか勝手が違うようです。

カタクリ以外の植物も、多少混じってくることでしょう。

 正直やってみないと不明な点が多いです。

10ヶ月ぶりに地表に出てきたと思ったら、頭の上になんかある?? ・・カタクリにとっては迷惑かも..
2006/01/28
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (11:52 am)
山野草に詳しい人物を訪問して、少しずつお話をお伺いしています。

写真による同定を依頼しますと、ハグマの一種とばかり思っていた植物が同じキク科の別のお花だったり・・。

はっきりしないサンプルについては「調査継続中」にするなど同定作業は慎重にしないといけないと改めて感じました。

植物の標本ひとつひとつには、絶滅した種の生きた証し、そして作者の人生の一端までもが刻み込まれているのだ、ということを教えて頂きました。

 何万点もの膨大なコレクションを保存し続けてきた大学関係者や家族の努力。
 
 たったひとつの標本を何年も捜し求める探求者。

地道な世界と思います。

ともすると忘れ去られてしまいそうな、時の流れが浮かび上がってきます。
2006/01/26
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:28 pm)
その一生の多くを地中で過ごすカタクリですが、彼らにとって夏はしんどい季節なのかもしれません。

地上での活動はもとより内側の生長をも止め、夏期をやり過ごすのだそうです。

地面の下とはいえ、気温の高い夏の間のこと。
呼吸によって失われる栄養分はかなりの量なので、労費を防ぐべく休眠してしまう・・

以前引用させて頂いた「晩秋には目覚め活動を再開する」とは、こういうことだったのですね
2006/01/24
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (8:37 pm)
カタクリについて調べてみるにつれ、その生態がなんともユニークというかひょうきんな植物に思えてきました。
 
 カタクリには、年々地表から離れ深く潜っていく、という傾向があるそうです。

仙台市植物園の立体モデルを改めて見直すと、確かにその様に再現されていました。

何年にも跨って生き続ける多年草として「生長」するなかで、養分の収支がうまくいっていわば「貯金」ができたカタクリは、芋のような鱗茎が大きくなっていきます。
これはデンプンで栄養価が高いため、他の動物がこれを求めてやってきても不思議はありません。

 年々潜るのは、カタクリが進化の間に身に付けた護身術のほんのひとつでしょうか。
 
このことから花を付ける実力を持ったカタクリほど芽が出るのは遅くなるという傾向もわかってきます。

どきどきしながら・・じっくり待ってみることにします。

引用:
カタクリは旧鱗茎の下部に新しい鱗茎が付いていくため、更新が進むにつれ地中深く潜っていく
2006/01/19
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (6:50 pm)
境内地では8月下旬頃から10月中旬頃にかけてヤマハギを観ることが出来ます。
萩は野草園の萩まつりなど宮城では人気のある花で多くの花見客で賑わいます。

昭和29年に宮城県の郷土の花としてミヤギノハギが選ばれています。

県民の葉書による投票で96%という大多数を集めての選出だったようです。

候補として残ったのはミヤギノハギ、シダレザクラ、センダイハギなど。

仙台市の市花はハギ。

これは昭和46年に健康都市宣言十年を記念して市民の投票により選ばれたそうです。

 ・・・余談ですが、ヌスビトハギというのもありますね。

⇒ヤマハギのページへ
2006/01/17
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (5:23 pm)
外周コース奥、柵の外側の崖付近に大きめの足跡を見つけました。

蹄の先が二つに分かれた、歩幅の比較的大きい動物のようです。

早朝に何度かカモシカが目撃されています。

各地に鹿にまつわる踊りが伝承されており、一堂に集めたお祭りも開催されているようです。
引用:
川前の鹿踊り芋沢に伝わる獅子舞の一種で、1973年県民俗文化財指定。頭に鹿の面をかぶり、腹太鼓をつけた一人立ちの踊り手数人によって踊られる。川前の鹿踊りは剣舞と対にして演じられる。かつて稲の害虫が大発生し、不作になりかけたときに十頭の鹿が現れ害虫を退治し豊作に導いたのが起源という。(仙台市のホームページ 河水千年の夢・広瀬川 より)
2006/01/15
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (1:25 pm)
ここ大市山(おおいちやま)で「ハナヌスビト」という植物が咲いているのを指摘してもらったことがあり、初めてそんな紫の花の存在を知りました。

桜の木などを折って持って行く人のこともそのように呼ぶようです。


昨夜は松梵祭。

山野草のPRにと拙い看板を作ってコースの入口付近に掲げていたところ、ご夫婦と思しき熟年二人が足を止め話し掛けて来てくれました。

 “楽しみ”とご婦人。

 “盗られるんじゃない?”と、過去に盗掘被害に遭ったある観光地を例に旦那様からご忠告を頂き、その昔道路に面した花壇から職場の同僚が植えた花を持って行かれた事を思い出しました。

残念なことですが、盗る人はどんな手段を使ってでも実行せずにいられないものでしょうか。

ある資料によると、盗掘集団がアルバイト学生を雇って斜面に横並びにローラー作戦を仕掛けたケースがあるようです。管理者にさるぐつわをして木に縛り付けて逃げていったそうです。。

 花に限らず山菜取りなどにも暗黙のルールがあるように、配慮があってしかるべきと思います。
 
2006/01/12
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (5:45 pm)
昨年秋、ちょうど萩祭りの期間中に仙台市野草園を見学しました。

市民が集まって琴や篠笛などの音楽を楽しんでいました。

園内の図書室を訪ね、山野草関連の書籍を探したところ花言葉の本が数冊ありました。
ひとつの花に幾つもの花言葉があるようです。

 カタクリなら「寂しさに耐える」「嫉妬」「初恋」「気がかり」など。

ある本では365日の花として、例えばカタクリを3月27日の花としています。

 面白いと思ったのは、 8月17日:ホウセンカの“私にふれないで”。

 ちなみに、ホウセンカと同じく種を弾くツリフネソウ(写真)は“安楽”だったりします

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