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標本抽出のカタクリ
投稿日時 2006-5-8 15:03:48
執筆者 sanyasou
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この春よりカタクリ観察のため、杜の小径に4つ谷間に4つ、計8つのメッシュ枠を設けてみました。
場所によってはマルバダケブキによって覆われる面積が全体の3分の2以上になろうか、というケースも出てきました。
しかし、そこはカタクリ。争う前に地上での生活をほぼ終えています。
カタクリの実であるさく果が地中の鱗茎から送られた養分で次第に膨らみ、やがて3つの部屋が形成されてきました。
種子は6〜8ミリ程度になり、熟して部屋が裂開していくにつれ甘い匂いを放つそうです。
大小さまざまなアリたちの動きも活発になってきているように見えます。
生産された種子のうち生き残って実生になるのはその10分の1に満たない、という資料もありますから、厳しい生存競争が待っているのですね。
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