大國神社の山野草を守る会

カタクリの頭上では

投稿日時 2012-5-1 12:31:06
執筆者 sanyasou


第1群生地ではわずかに咲き残った個体を除いて、既に花を落としたカタクリが結実の時を迎えています。
 2ヶ月程しか地上に居られないカタクリは林床の光環境の変化を敏感に感じ取り、一年分の光合成をすべく葉を広げて追い込み中です。マルバダケブキなど次々現れる植物に占有され苦戦している群落も見受けられますが、そっとしておくほかありません。
 ハナバチやチョウなどカタクリを訪花する多様な営み、共生関係がうまく働いているということや、カタクリの群生風景からは種子の散布を担うアリたちの存在が思い起こされます。




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