大國神社の山野草を守る会

振るる

投稿日時 2012-7-6 9:53:11
執筆者 sanyasou
堅香子の花に振るるも生きてこそ 」 第5回俳句コンテスト特選作品

その歌意についてあれこれ考えていました。

 振るる、は触れられる、という意味ではないかと個人的には思い、そうするとこの字は誤りなのでは? ・・と解釈を探していました。



 そんな折、手にしたのが山形の出羽三山神社様より年二回届けられる「出羽三山」という本です。本年夏季号第76号の一文に、探していた「振」という文字を見つけました。

引用 〜暦に見る辰月は旧暦の三月から四月の立夏にあたり 〜中略〜 天上においては春雷が轟く時期である事から、辰は「」「」を義としています。〜

 辰年の辰月の頃に投句されたこの作品に、そのような意味がこめられていたのかも・・・。(私の希望的解釈であります)




大國神社の山野草を守る会にて更に多くのブログを読むことができます。
https://sanyasou.info/x

このブログのURL
https://sanyasou.info/x/modules/weblog/details.php?blog_id=1225