大國神社の山野草を守る会

共生

投稿日時 2013-4-26 11:58:41
執筆者 sanyasou


花期を終えかけているカタクリの周辺をポリネーター(送粉者)が飛び回っています。大型のハナバチは送粉者として最も有効なのだそうです。
 人がなめても甘いとされるカタクリの蜜ですが、カタクリとしては蜜を提供する代わりに花粉を運んでもらわないと、蜜や花粉をつくるために膨大なエネルギーを費やした意味がありません。
 掴まることが出来ないくらいに大きく反り返ったカタクリの花びらの仕組み。それは訪花するハナバチやアブ、チョウたちの体にいかにして花粉を付け、受粉を手助けしてもらうかなのですね。花の少ない早春に群生するカタクリの存在はハナバチたちにとっても大量の蜜を効率よく集められるので貴重であり、まさにお互い様の共生関係が成り立っているのです。




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