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ツリフネソウの引越し?
投稿日時 2006-8-27 12:05:20
執筆者 sanyasou
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主に水辺に生えるというツリフネソウが、なぜか今年も龍神ひろばの材木置き場から顔を出してくれました。 周辺の環境が変わってしまったので果たして出てくるのだろうか、、と気になっていたのでちょっとひと安心。 国内の野生植物としては少数派の一年草であり、光合成でできた養分は花や種子を作ることで全て消費してしまい、一年でその一生を終えてしまうとか。
いま咲いているこの花は全く新しい個体で、昨秋に散布した種子からここまでに成長したわけですね。
まさに釣り下げた舟のような独特の形態の花が終わり、緑色に熟した果実を少し刺激してやるとホウセンカのように種子を弾き飛ばします(自動散布)。
(ツリフネソウ科ツリフネソウ属 分布は本州、四国、九州の山地)
展望台への上がり口でも積み重ねた樹木の間から、ツリフネソウの小群落が現れています。
昨年までは見られなかった場所ですが、種子がここまで飛んだのでしょうか。
飛距離は最大でも3メートルあまりといいますから、これだけ離れた場所まで飛ぶとも考えにくく、、 謎。
引用:日本にはツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネの3種類が生育する。
種子は水に浮くため渓流など水辺で生育したツリフネソウは「水散布」という形態で親からより遠くへと広がり、生活力の低下を逃れる。
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