大國神社の山野草を守る会

結実

投稿日時 2006-10-3 16:06:44
執筆者 sanyasou
第1群生地・杜の小径と第2群生地(仮称)との間に位置し、多目的に利用して頂けるよう整備中の龍神ひろば。

 その奥のアケビの木に、紫色をした実がたわわになっているのを見つけた仲間が取ってきてくれて、勧められるまま恐る恐る中の白い部分を口にしてみました。

 甘くふわふわとした食感・・今までこういうものを食べた記憶がありません。

今日はひろばに積み上げられ朽ち始めた丸太の輪切りを、カブトムシの家に運びました。
 いい具合に朽ちてきた大鋸屑や落ち葉をかき集め、丸太のすきまに敷き込みました。

 カブトの幼虫たちが気に入ってくれると良いのですが。


土に触れ、ミミズや虫たちに出くわしながら野良仕事をしているうちに、先日観てきたドキュメンタリー映画に出演なさっていた青森県六ヶ所村在住の菊川さんという一人の女性の姿を思い出していました。
 
 菊川さんは12年前から再処理工場の風下に居を構えチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、暮らしに根ざした反対運動を実践なさっています。

 劇中、雹が降ってチューリップ栽培に深刻な被害を受けるシーンがあり“球根販売は難しい”とおっしゃってましたが、いまでもチューリップ祭り開催を諦めずに活動を続けて居られるのでしょうか・・

 収穫が落ちて収入が芳しくなくても“しかたがない”と受け入れるのが農家の人、受け入れられないのが都市化した人間とか。

 ただし、数十年前から動めいていた放射能という毒の垂れ流し計画までも、ここまできたら“しかたがない”と受け入れるのは、なんだか嫌だし不条理に思います。

 他人事ではありませんが、どうか菊川さんたち始め多くの人々の努力が実を結びますように。




大國神社の山野草を守る会にて更に多くのブログを読むことができます。
https://sanyasou.info/x

このブログのURL
https://sanyasou.info/x/modules/weblog/details.php?blog_id=219