大國神社の山野草を守る会

第1回山野草俳句コンテスト入賞発表

投稿日時 2008-5-15 10:41:44
執筆者 sanyasou
およそ三百句あまりのご応募ありがとう御座いました!

 俳句会による審査の結果入賞作品が決定いたしました、おめでとう御座います!

 作品は山野草公園内に一年間掲示させて頂き、入賞者には後日記念品の発送を持って発表に代えさせていただきます。


山野草部門

) 揺れゆれて 撮らせてくれぬ 錨草      
                                 勝利

  評:錨草(イカリソウ)の写真を撮りたいという作者の心、思いとこれをじらせるような風に揺れる錨草のじれったい心の動きが鮮やかで「撮らせてくれぬ」という表現が生きている。


) カタクリや こんなお山で 生活(くら)したい  
                                       金治

  評:カタクリを見た時の作者の率直な心の動きに、その感動の心が現れている。


) 木漏れ日の ここが好きよと イワウチワ  
                                      みきたん

  評:イワウチワは木漏れ日の半日陰を好む草である。
    その群生を見てイワウチワの草の声を聞き取っている作者の花に対するやさしさの表現がよろしい。


) 姫シャガの 紫凉し 汗沈む
                               紀恵

  評:姫シャガは初夏の花。天気の良い日に一寸と汗をかいたが、その花の色に癒されm美しさに魅せられて汗も忘れて眺めている、美しいと言わず涼しいと表現し汗に掛けたところが成功している。


) カタクリに 家族の心 ひとつかな 
                                   どんぐり

  評:現在の社会は多忙であり、家族の間のコミュニケーションもままならない日々。家族揃ってカタクリを見て心がひとつになった。カタクリは現代の社会の良薬となった。その思いが現れている。


 ※選考基準について:伝統俳句に従い季語のないものをはぶき定型を基準にしました。




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