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標本実習:野生植物
投稿日時 2008-6-7 21:30:00
執筆者 sanyasou
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植物相調査の実際を体験するため、ボランティア参加者も交え山野草公園にてプロによる講習会を実施しました。 次々と展開する長年の経験に裏付けされた細かな技の数々に、その奥の深さを思い知らされます。
標本そのものが放ち続ける過去情報とともに、標本を作製した人々の姿までもが紐解かれ甦ってくる ・・そんな標本群を倉庫に眠らせてしまうのは勿体無い。。
No.1 : スゲの一種@1(第1群生地内)
No.2:マムシグサ@1 学名: Arisaema serratum (Thunb.) Schott (仮) 和名: マムシグサ 学名ステイタス: 標準
マムシグサのようにかなり立体的な植物も、カッターで仏炎苞を展開し葉を配置して圧していきます。 キノコバエなどポリネーター(送粉者)を逃がすための穴があるのが雄花、仏炎苞の合わせ目がぴったり閉じているのが雌花という事も実際に開いてみるとよく分かります。もっともこのマムシグサは毒性のある植物なので注意が必要ですね。 _______________________________________ No.3−1:コナラ@1 学名: Quercus serrata Murray 和名: コナラ 学名ステイタス: 標準
No.3−2:ミズナラ@1 学名: Quercus crispula Blume 和名: ミズナラ 学名ステイタス: 標準
No.3−3:タカノツメ@1 学名: Gamblea innovans (Siebold et Zucc.) C.B.Shang, Lowry et Frodin 和名: タカノツメ 学名ステイタス: 標準 別名: イモノキ _______________________________________
No.4:シダ類@1
葉の裏側が顔なのも植物標本の特徴なのだそうです。シダ類の場合ひっくり返して胞子が付いている様子が見えるように配置していくのがコツとか。
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