大國神社の山野草を守る会

ツリフネソウ開花中

投稿日時 2008-9-2 19:10:00
執筆者 sanyasou


冒険広場周辺の湿地では、ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)が殖え、いつの間にか群落を形成していました。

 ホウセンカのように熟した果皮がパチパチと弾け、飛び散った種子から昨年より多くの個体が花をつけている様子です。 

 植物の世界・草木編 下巻(NEWTON)によると、1株のツリフネソウを植えておいたら6メートル離れた場所から芽を出した例もあるそうですから、1年草の彼らが毎年より遠くへ飛ばして命を繋ぎ続けたら確かにこれくらい広がっても不思議はありません。

 沢辺など常に湿った環境を好むとされ、川の流れ、水流をも利用して生活圏を広げるというツリフネソウ。
 平地では、例えば間伐材の残材などが積み上げてあったりと一年を通して乾燥しにくい環境が必要です。(そのため、ツリフネソウの群落周辺は残材置き場状態のままにしてあります、見苦しい点はご了承下さい。)

 カメラで追いきれないほどせわしなくハナバチの訪花を受けており、蜜を求めて様々なポリネーター達がやって来ては花粉を運んでくれていますが、中には横着して外側から蜜だけをちゃっかり頂いて帰るお客さんも居るのだとか。


 学名: Impatiens textorii Miq.
 和名:  ツリフネソウ
 学名ステイタス: 標準




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