|
標本初提出
投稿日時 2008-10-1 19:00:00
執筆者 sanyasou
|
今日は仙台市野草園内・仙台市の植物相調査委員会事務局を訪ね、今年6月から山野草公園で採集し圧して乾燥させた標本の一部と写真標本を提出させて頂きました。
初めて受け付けて頂く事ができ、とりあえずほっとしましたが ・・・うっかりしてマムシグサの一部にカビがっ!
事務局の方がアルコールと筆を使って処置して下さり、事なきを得ました。慌てて捨てないように・・。
当方では、衣装ケースの隙間をテープでふさぎ、中に水取りゾウさん(除湿剤)を数個と防虫剤を入れ標本の水分を吸収するよう保管しており、結構水は取れていましたが、マムシグサのように立体的で水分を多く含むものは挟む新聞紙をよりこまめに取替える必要が有ったようです。今年のように長雨の年は保管に注意が要りそう。
添付するラベルの書き方について確認を行い、ナンバリングや製作者名の修正などを指導して頂き、担当者による台紙への貼りこみ作業を待つばかりです。
指摘されるまで分かりませんでしたが、採集したノギランには一年前の花序も残っていて経過が見て取れました。
標本作りの世界も、プロのもとで行うと奥が深くて面白いものですね。
「スゲ」など種類が多く一般の人には同定が困難なものは、その道の専門家にまとめて依頼することもあるそうです。
2009年3月下旬にはまず【植栽樹木目録】が完成する予定で、野生植物目録はその翌年度に完成予定とのこと。
|
|