大國神社の山野草を守る会

カタクリ芽吹く

投稿日時 2009-2-23 20:00:00
執筆者 sanyasou
 残雪の第一群生地

例年、シーズン第一号を確認しているカタクリ観察枠周辺で、先端がつんと尖ったドリルのような特徴有るカタクリ一枚葉を見つけました。



そのすぐ傍、7番の札を付けた開花株はまだ地上に届いていないようです。

 カタクリは地下の鱗茎の底部に新たな鱗茎を形成して養分を蓄えるので、年々地下深く潜って行く傾向にあるといいます。

 今朝見つけたのは花を付ける前段階の無性個体(一枚葉)で、有性個体より地表近くに居るため、一足早く顔を見せてくれたのですね。

 もっとも、カタクリの生態はまだ謎が多く、開花した翌年に元の一枚葉に戻ってしまうケースもあるそうなので、カタクリたちが密生してしまうと特定が困難と思われ、専門家はいったいどうやって識別しているのだろうかと不思議です。


 イワウチワの花芽も、日に日に膨らんでいますよ。




大國神社の山野草を守る会にて更に多くのブログを読むことができます。
https://sanyasou.info/x

このブログのURL
https://sanyasou.info/x/modules/weblog/details.php?blog_id=784