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山野草日記 - sanyasouさんのエントリ
 sanyasouさんのエントリ配信

最新エントリ
2006/04/11
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (6:52 pm)
雨の中、寄り沿うようにカタクリが佇んでいます。
夕方からは霧も出てきて、杜に独特の雰囲気を醸し出していました。

 
こんな日こそ・・と小径のカタクリの一部引越しをしました。

 しかし時には失敗してしまうのです。
うまくやったようでも根付くかどうかは経過を見ないと。
 
 それならいっそ人に踏まれそうな場所でも放置しておけば良かったのか、、というなんともいえない気持ちになりますが、気を取り直してこの矛盾と向き合うことにしています。

 ある生き物を自分の手でダメにしてしまえば、目の前に横たわる損なった命について思うこともあるでしょう。
 生まれた頃から都市部に住み、日々の生活の中での自然との関わり、その煩わしさを放棄した現代人。
 自然とほとんど接することなく過ごしていれば、自ずとそんなことを考える機会はなくなると思います。
 直接手を下したら何かしら感じるのに、都市部で何の気なしに暮らしながらじわじわと自然を脅かしている事実は意識しにくいものですね。

 ・・なんてあれこれ考えながら、日が暮れるまで独りで土いじりをしていました。
2006/04/10
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:08 pm)
ボランティアの方が産毛の生えたわずか数センチのイカリソウを発見してくれたんです。
こんなに小さいものをどうやって・・毎度ながらさすがですねぇ。

今日も色々な人々との出会いがありました、あらためてスタートという気持ちです。

 _____________________________________

 イカリソウは花弁に独特の長い距(きょ)を持つメギ科の多年草です。
 距の中には蜜が詰まっているとか。
 カタクリと同じように、その種子にはアリの好む成分がついているようです。

 花暦⇒https://sanyasou.info/doc/hana/ikari.html
2006/04/09
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:20 pm)
今日は午後から天気が持ち直し、見学に訪れるご家族連れをお見かけしました。

皮肉なものでこのところずっと小径の状態にばかり気をとられていたため、それ以外の場所のカタクリに注意がいっていなかったみたいです。逆転現象。

咲き誇るとまではいきませんが、少しずつ開いた花が増えています。

https://sanyasou.info/album/up-img/128.jpg
2006/04/08
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:20 pm)
来春には皆さんにもご覧いただけると思いますが、山野草公園に数ある谷間の1つでメッシュ観察をしています。

 今日分け入ってみたらカタクリの芽吹きが始まっていました。
 
 中二日で観察していますので、その速さに驚きました。

 下の沢から吹き荒ぶ冷たい風のせいでしょうか、芽吹きの時期は杜の小径より遅いようです。
2006/04/08
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (11:40 am)
2007年問題といわれ団塊の世代が大量に退職する時期がそろそろ来るようです。

 「時間」は財産。

 増えた財産をどのように使いましょう。
 
 
 自分だったら、
  
 ・・今と同じようなことをやっているかも・・

 
 それにしてもないな〜エビフライ。
2006/04/07
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (6:27 pm)
ある依頼が舞い込みました。
森にエビフライが落ちていないか探して欲しい、というよくわからない話です。

今日も森の片付けをしながら探してみましたが見つかりませんでした。
見ればわかると言うのですが・・・
2006/04/04
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (7:04 pm)
淡い紅色の小さな花が、樹木の根元を囲むように群生しています。

日陰の岩場を好むだけあって尾根筋に張り付くように生活しているようです。

見学の際は、危険ですからくれぐれも柵の外に出ないようにお願いします。
2006/04/03
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:44 pm)
このところの雨もやみ日中の気温が上がるにつれ、花を展開しているカタクリがぽつぽつと見られるようになってきました。

花開く一歩手前のつぼみの数も確実に増え、少しずつ色付いてきている様子です。

観察用に置いたメッシュ枠の周辺からも花芽は出てきており、さも迷惑そうに体をくねらせながら・・天を目指しているカタクリもいます。

一年生と思われるひょろひょろとした緑色のカタクリも、そこここに姿を現しています。
2006/04/03
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (9:43 am)
徐々に公園を訪れる見学の方をお見掛けするようになりました。

カタクリのお花の見頃はまだこれからです。お出かけ前にホームページ等でご確認いただけると幸いです。


月刊 杜の伝言板ゆるる4月号誌(11ページ)にて、第1回かたくり祭を紹介して頂き感謝しておりますが、あいにく見出しの開催日が誤っているようです。

本文中●日時:の項目にありますとおり 開園セレモニーは4月15日(土)午前11時に神社御本殿にて安全祈願祭をとり行い、公園入口付近へ移動してセレモニーを行う予定ですので、お間違いの無いようにご注意ください。

なお、当公園の名称は「大國神社山野草公園」です。一部関係者の方々に誤字を含んだまま送信してしまった事をお詫びいたしますとともに、訂正させていただきます。
2006/04/02
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (5:27 pm)
書こうか書くまいか、非常に迷ったテーマです。

そこで暮らしてきた森の生き物たちにとって歩道の出現は、まさに青天の霹靂なのではないでしょうか。
ボランティアの方の協力を得て、小径のカタクリには引越しを願っていますが全ては不可能な状況です。
デリケートな彼らがどんな反応を返してくるのか。

 それでもこの静かな空間を小さな自然公園として親しんでいただければ、と言う気持ちには変わりはありません。
 

さまざまな矛盾を抱えた出口の見えない問題、それが人と自然環境との関わりだと思います。
このことに何らかの形で向き合う機会を持つ必要性を感じています。

自然を皆殺しにすることなく共生関係を保ってきた先人たちの知恵。
遅まきながら紐解いていきたいのです。

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