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山野草日記 - 最新エントリ
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最新エントリ
2008/11/17
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (12:20 pm)
仙台市の植物相調査一年目の今年、年度末「植栽樹木目録」発行に向けご指導を頂き、植栽は多くは採集できませんでしたが、野生植物標本とともに野草館内事務局へ2回目の標本寄贈をさせて頂きました。

 これからの季節、繁殖器官の有無に限らず、冬芽の状態の標本など冬季ならではの採集標本も必要なのだそうです。

 2010年3月まで委嘱調査は続きます。

 いざ採集を始めてみた当初は、調査のためとはいえ敢えて花を咲かせている草木の命を頂戴するのはどうなんだろうと思ったりもしましたが、むしろ今は山野草公園に「ある植物」が生きていた証を残すべきなのではないかと思い始めています。

 一輪しか確認できなかったというアポイ岳のヒダカソウのように、盗掘や踏み荒らしの難を逃れ、そのままそっとしておいても何らかの理由で損なわれてしまう恐れがある、既にそんな時代に入ってしまっているのではないでしょうか。

 標本によっては仙台を離れ、その種を追求している専門機関へと寄贈されるケースもあるそうです。

 何処であれどんな形であれ、確実に後世に残したいものです。
2008/11/16
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:13 pm)
 細長いのが特徴のマテバシイ・どんぐり

秋のお祭で参加募集をさせて頂いた「マテバシイ植樹会」は、マテバシイ植樹に好適とされる来年4月上旬に延期となりました。

 恵みの雨と言ったら安易かもしれませんが、自然に逆らってまで無理するな!と言う事でありましょうか。<反省

 今日のために来園して下さった皆さんには、タカさんのアイデアでマテバシイのどんぐりを炒ったり干し芋を焼いたりして親睦を深めて頂き、冒険広場の遊具やゴム銃、紙トンボなどで楽しんで頂きました。

 生食できるマテバシイどんぐりも、炒るとさらに香ばしい〜

 人気のどんぐりトトロ

 来春の植樹は、第4回かたくり祭開幕イベントといった位置付けになるのではないかと思います。

 さて、春が来るまでマテバシイの赤ちゃんのお世話しなくちゃ。

 ※既に申し込まれた方の「ネーム札」を苗に付けておきますね。
2008/11/15
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (12:27 pm)


例年になく紅葉時期の遅かった今シーズン。
 
 それでもようやく赤や黄色に色付いて、今が一番良い紅葉狩りの頃でしょう。

 明日植樹会の行われる第2群生地の林床に、ちいさな紅葉を見つけました。


 頭上はこんな感じです。 
2008/11/14
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (12:51 pm)
第2群生地の一角に場所を選定し、マテバシイを植える準備をしています。

 苗を植える場所に穴を掘り、バークたい肥(樹皮と牛糞)と土を混ぜ合わせておくといった作業です。

 寒さに弱いというマテバシイは本当は4月に植樹するのが望ましいとされ、今回は全ての苗を植えるのではなく2回に分けようと思っています。

 根元にはわらを敷きたいところですが、筑波山神社水源の森植樹会の時のように、杉っ葉を敷くのも手のようです。
2008/11/13
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:20 pm)
来年3月発行予定の仙台市の植物相調査植栽樹木目録作製のため、山野草公園からも採集・作製した本年度分の標本の未提出分を今月末までに寄贈させて頂こうと思っています。

 先月までに採集して圧し古新聞に挟み、乾燥させていた標本の状態を確認しています。 

 来年度は野生植物を重点的に、可能な限り採集し寄贈させていただこうと思っています。
2008/11/10
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (1:20 pm)
今日は南川ダム湖周辺で老人ホーム入所者を対象にバリアフリー自然観察「ネイチャーフィーリング」が開催されるので、お手伝いにとお邪魔させていただきましたが ・・・昨日の除伐作業で張り切り過ぎたらしく体が重いこと、、10年前ならこんなではなかった。。

 そんなこんなで、他のボランティア講師さんにお任せのうちに終わってしまった今回のバリアフリー観察会。

 どうもすみません。。(-_-;) 懲りずにまたお願いします!




 ダム湖には何回も来ていたけど、橋の上から見えるこのスポット↑は知りませんでした。
2008/11/09
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (7:30 pm)
今日は大衡村の宮城県林業技術総合センター(旧林業試験場)にて、2回シリーズの講座の2回目が開催されました。希望者多数で抽選となったことからも「里山」への関心の高さがうかがえると思います。

 バリアフリー自然観察・ネイチャーフィーリング会場としてよく使われている「昭和万葉の森」近くに、このような施設があったとは正直知りませんでした。

まず里山に関する講義では、里山って何?、昔はどう使われていたの?、どうして里山林を管理する必要があるの?、どんな手入れをすれば良いの?、といった項目について解説されました。

 講義の最後に宮城県の里山でこれから起こるかもというテーマで、木が枯れる(松枯れ、ナラ枯れ)など福島・山形など隣県で既に起きている案件、そして西日本で問題になっている「竹の繁茂」の問題が提起されました。

 質問コーナーでは「萌芽更新」についての質問が相次ぎ、ケースによるけれどもなるべく低い位置20〜30cm位の位置で伐るのか好ましい、とのことでした。

野外実習の時間に広い場内を歩いてみたのですが、主な樹木には名前が付いていて観察コースとしても有効そうでした。一般の人が自由に散策できるかどうかは不明です。

ひこばえに印をつけ観察中の切株

 「雑木林の木を知る」をテーマに樹木実習の時間が設けられ、班毎に10m四方のエリアを選び、その中に生えている樹木を樹高から上・中・下に区別し、樹種・胸高直径・被度・状態などを記録して周り、それに基づき間伐・下草刈の計画を立てて手入れを行いました。

 アズマネザサやイヌツゲが多く除伐に苦労したものの、小一時間汗を流すとみちがえるように綺麗になりました。里山の手入れに参加したものだけが味わえる快感・・これは病み付きになりますよ。

 センターの皆様、参加者の皆様、色々とご指導有難う御座いました。機会がありましたら、間伐後の様子を見にお邪魔させてください。 (お昼のきのこ汁も美味でした)
2008/11/08
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:01 pm)


平成18年6月に仙台市内で行われた、いわゆる「宮脇方式」による植樹2年半後の風景です。

 中には数メートルに成長し実を付けているものもあり、まさに混植・密植。

 氏の「潜在自然植生」という生態学的な脚本に基づく、厳しい生存競争が繰り広げられている様子です。

 自分の手で植えた苗は、果たして生き残れるのか淘汰されるのか・・・。
2008/11/01
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (10:01 am)
11月3日(祝)のお祭では、冒険広場でお馴染みタカさんと学生ボランティアによるクラフトやゲームコーナーがお目見えします。

 「落ち葉を使ったアートフレーム」や「枯れ枝クラフト・紙トンボ作り」、車椅子使用でも楽しめる「円卓ビリヤード」「ミニ・ピンボール」などなど、ユニークなアイデア盛りだくさんですよ〜。
2008/10/31
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:56 pm)
11月中旬頃、山野草公園にて「ミニ植樹会」を企画中です。参加無料。

 日本固有の種で、細長いどんぐりを付ける常緑広葉樹高木マテバシイの苗を植えるものです。

 マテバシイの幼木

 秋のお祭(11・3)に予定しているクラフトコーナーで申込書を配布して、その時に詳細をお知らせしようと思っています。

 植樹する木の里親になって頂き、最低年に一回は下草刈りなど手入れをして頂くことが条件の事前申込み制を予定しています。

 今回は数に限りがありますこと、あらかじめご了承下さい。

学名: Lithocarpus edulis (Makino) Nakai
和名:  マテバシイ
学名ステイタス: 標準

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