大國神社の山野草を守る会

草木と歌

投稿日時 2006-6-2 10:19:40
執筆者 sanyasou
昨秋、杜に引っ越してきたときには丸裸だったコウゾの木。

 厳しい冬を耐えて、青々とした葉を勢いよく広げています。

 その皮は漉き紙の原料として知られていますが、紙つくりを副業とする農家にとっては大変な作業だったようです。

 コウゾへぎと言う道具を使って、蒸したコウゾの皮をはぎ取っていくわけですが、主に厳寒期の早朝に行われるため、手間のかかる紙すきの水仕事の辛さは想像に難くありません。

 田植え歌ならぬ、紙すき歌という労作歌が残っているようです。

 歌う事でリズムがとれて作業がはかどるという、昔の人の知恵も垣間見えます。




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