大國神社の山野草を守る会

潜るカタクリ

投稿日時 2006-1-24 20:37:43
執筆者 sanyasou
カタクリについて調べてみるにつれ、その生態がなんともユニークというかひょうきんな植物に思えてきました。
 
 カタクリには、年々地表から離れ深く潜っていく、という傾向があるそうです。

仙台市植物園の立体モデルを改めて見直すと、確かにその様に再現されていました。

何年にも跨って生き続ける多年草として「生長」するなかで、養分の収支がうまくいっていわば「貯金」ができたカタクリは、芋のような鱗茎が大きくなっていきます。
これはデンプンで栄養価が高いため、他の動物がこれを求めてやってきても不思議はありません。

 年々潜るのは、カタクリが進化の間に身に付けた護身術のほんのひとつでしょうか。
 
このことから花を付ける実力を持ったカタクリほど芽が出るのは遅くなるという傾向もわかってきます。

どきどきしながら・・じっくり待ってみることにします。

引用:
カタクリは旧鱗茎の下部に新しい鱗茎が付いていくため、更新が進むにつれ地中深く潜っていく




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