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山野草日記 - 最新エントリ
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最新エントリ
2006/02/14
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (7:53 pm)
今日は森の中でも、顔に当たる風が暖かく感じられる陽気でした。

まだ雪は降ると思いますが、樹木の根の周りから丸く溶け出して地面が少し露になっています。

その傍らにはイワウチワやショウジョウバカマの葉がちょこんと顔を出しています。

 いつの間にかシュンラン(写真)が芽を出し始めました。
 草木たちが静かに、着実に動いている森。
 そこに確かな生命を感じます。
 
うまく表現できないのはもどかしいですが、こんな気持ちで春を待つのは初めてです。
これがいわゆる“自然の息吹”を感じるということなのでしょうか。
こればかりは教壇から教わることは無理なのでしょう。
私が子供の頃から漠然と感じていた、足りない“何か”、オトナが教えてくれない“何か”。

 見えないものを見ようとする努力。
 自ら五感をフルに使うことで湧き起こる力。
 
春に向かって続々と現れてくる綿々と命を繋いで来た小さき者たち。
その存在を見止めるためにも、意識的に立ち止まって足元を見ようと思います。

⇒ 花暦 シュンランのページへ
2006/02/10
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:12 pm)
この半年ほどで手に入れた本をあらためて手に取ってみました。

昨年NHK教育TV「知るを楽しむ」で8回に渡って放送された“日本一多くの木を植えた男”こと植物生態学者 宮脇昭氏出演の「この人この世界」ガイドブック。

どんぐりからポット苗を作る方法などが書いてあります。

過去に宮城県白石市を訪問なさっていたそうです。


 漠然と、今年は何か形になるものを残したいと考えていました。

 すぐ傍にその素材がありながら、机上の知識にとどめていたのです。
 種から育てるということを仲間の協力も得てやってみようと思います。

15年以上は生き続けるといわれるカタクリ
0年の実生(みしょう)から花芽をつけるようになるまで7〜8年といいますから、なんとも気の長いお話ではあります。
2006/02/09
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (7:49 pm)
何気ない会話の中から、面白いアイデアが出てきたりするものです。
世代や業種、男性か女性かの違いがあれば尚更のこと。自分には到底思いつかない発想が飛び出して驚かされたりします。

最近(自分としては)色々なところに敢えて顔を出すよう機会を作って、参加させて頂いてます。必要に迫られての行動ではあります。

そこでの体験を「話の種」に終わらせること無く、お互いにとってヒントとなる何かがないか探してみようと思います。
2006/02/03
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (9:26 pm)
花に目が止まるようになると今度は花を取り巻く小さな虫たちの動きが見えてくる・・そんな経験はありませんか。

森に入り込むようになって数ヶ月くらい経った頃から、そんな感覚を覚えるようになりました。

目に飛び込んでくるのです。

滞在時間が長ければそれだけ目にするチャンスは増えますから、当然といえばそうなのでしょう。

アリとカタクリ、ミツバチとレンゲソウなど見事に共生関係を保っているコンビがあるかと思えば、モンシロチョウと菜の花のようにモンシロチョウの一方的な利用に終始するケースもあります。

何百年何千年とこんな“ちゃっかり”した関係が続いている、というのも不思議な気がします。
2006/02/01
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (8:40 pm)
昨日はカチカチに緊張しながらもなんとか・・公共の電波をお借りして当会のボランティア募集のPRをさせて頂きました。

お聞き辛いところもあったかと思いますし、果たしてきちんと伝わったのか甚だ心配でしたが、お陰さまでお問い合わせを頂いて、驚くとともに感謝であります。

4月にはカタクリの花が展開してくることでしょう ・・ひとつでも見落としを減らしていきたいと思います。

それには皆さんのご協力が是非とも必要です!
2006/01/30
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (9:34 pm)
カタクリ群生地の一角に、継続調査のためのスペースを作ろうと思っています。

参考にさせて頂いている資料をもとに、1メートル四方の枠にメッシュを切る手法を取り入れてみようかと。

 同じメッシュ観察でも対象が日々変化する植物なので、地質調査のそれとはいささか勝手が違うようです。

カタクリ以外の植物も、多少混じってくることでしょう。

 正直やってみないと不明な点が多いです。

10ヶ月ぶりに地表に出てきたと思ったら、頭の上になんかある?? ・・カタクリにとっては迷惑かも..
2006/01/28
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (11:52 am)
山野草に詳しい人物を訪問して、少しずつお話をお伺いしています。

写真による同定を依頼しますと、ハグマの一種とばかり思っていた植物が同じキク科の別のお花だったり・・。

はっきりしないサンプルについては「調査継続中」にするなど同定作業は慎重にしないといけないと改めて感じました。

植物の標本ひとつひとつには、絶滅した種の生きた証し、そして作者の人生の一端までもが刻み込まれているのだ、ということを教えて頂きました。

 何万点もの膨大なコレクションを保存し続けてきた大学関係者や家族の努力。
 
 たったひとつの標本を何年も捜し求める探求者。

地道な世界と思います。

ともすると忘れ去られてしまいそうな、時の流れが浮かび上がってきます。
2006/01/26
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:28 pm)
その一生の多くを地中で過ごすカタクリですが、彼らにとって夏はしんどい季節なのかもしれません。

地上での活動はもとより内側の生長をも止め、夏期をやり過ごすのだそうです。

地面の下とはいえ、気温の高い夏の間のこと。
呼吸によって失われる栄養分はかなりの量なので、労費を防ぐべく休眠してしまう・・

以前引用させて頂いた「晩秋には目覚め活動を再開する」とは、こういうことだったのですね
2006/01/24
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (8:37 pm)
カタクリについて調べてみるにつれ、その生態がなんともユニークというかひょうきんな植物に思えてきました。
 
 カタクリには、年々地表から離れ深く潜っていく、という傾向があるそうです。

仙台市植物園の立体モデルを改めて見直すと、確かにその様に再現されていました。

何年にも跨って生き続ける多年草として「生長」するなかで、養分の収支がうまくいっていわば「貯金」ができたカタクリは、芋のような鱗茎が大きくなっていきます。
これはデンプンで栄養価が高いため、他の動物がこれを求めてやってきても不思議はありません。

 年々潜るのは、カタクリが進化の間に身に付けた護身術のほんのひとつでしょうか。
 
このことから花を付ける実力を持ったカタクリほど芽が出るのは遅くなるという傾向もわかってきます。

どきどきしながら・・じっくり待ってみることにします。

引用:
カタクリは旧鱗茎の下部に新しい鱗茎が付いていくため、更新が進むにつれ地中深く潜っていく
2006/01/19
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (6:50 pm)
境内地では8月下旬頃から10月中旬頃にかけてヤマハギを観ることが出来ます。
萩は野草園の萩まつりなど宮城では人気のある花で多くの花見客で賑わいます。

昭和29年に宮城県の郷土の花としてミヤギノハギが選ばれています。

県民の葉書による投票で96%という大多数を集めての選出だったようです。

候補として残ったのはミヤギノハギ、シダレザクラ、センダイハギなど。

仙台市の市花はハギ。

これは昭和46年に健康都市宣言十年を記念して市民の投票により選ばれたそうです。

 ・・・余談ですが、ヌスビトハギというのもありますね。

⇒ヤマハギのページへ

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