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山野草日記 - sanyasouさんのエントリ
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2006/03/28
営み

執筆者: sanyasou (9:26 pm)
我が道を行くかのごとく切株で生活し真っ先に開花したカタクリが、春の日差しを浴び揺ら揺らと風に身を任せています。
やがて気温が上がるのを待っていたかのように変化が起こりました。
このご時勢に暇なやつだとお思いかもしれませんが、ビデオカメラを回しながら初めて開花の一部始終をじっと観察してみました。

実にゆっくりとですが確実に6枚の花びらは展開していき、数十分かけて鋭角的に大きく反り返っていきました。
あたかもポリネーター(送粉者)のチョウやハナバチたちを誘い、迎え入れるかのように。
https://sanyasou.info/album/up-img/103.jpg


他の草木との争いを避けるかのような、その独特な生き方、潔さが好きです。
凛としたその姿は清清しくもあり少々はかなさを感じる方も多いかと思いますが、どっこい15年以上も生き続けるといわれる多年草であります。

実生からその一生が始まり、アサツキのような糸状をした子葉の世代を経て(あるときは枯れ葉に羽交い絞めにされている…)一枚葉、7〜8年かけてようやく開花、そして種子を抱いた「さく果」の姿など。
その多彩な営みには驚かされます。とても同じ植物とは思えません。

その魅力にいつの間にやら、すっかり惹き込まれてしまったようです。
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