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山野草日記 - sanyasouさんのエントリ
 sanyasouさんのエントリ配信

最新エントリ
2009/07/14
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (12:10 pm)


花序には左巻き・右巻きの両方あり、途中で巻き方の変わるものまであるとか。

 学名: Spiranthes sinensis (Pers.) Ames var. amoena (M.Bieb.) H.Hara
 和名:  ネジバナ  別名 モジズリ
2009/07/11
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (1:12 pm)
 学名:Commelina communis L. 和名:ツユクサ

今日は、仙台市太白区長町・広瀬橋たもとを拠点に、NPO主催による定期清掃が行われました(毎月第2土曜日、詳細は掲示板「ごみ問題」広瀬川の清流を守る会をどうぞ)。清掃が終了したころあいを見計らって、ちょっと道草。。

 野生種に重点を置いている今回の植物相調査の、最終年度となる今シーズン。
 フィールド活動は、残すところ4ヶ月程度と期限が迫ってきています(汗。

 山で見かけない植物も結構あるので、愛着のある広瀬橋周辺にどんな植物が分布しているのか採集してみたいと思っています。

・・それにしても、山でもそうなんですが、ここ広瀬川の川原でも「雑草」として一網打尽に草刈の憂き目に遭う野の花々が存在します。確かに不法投棄を防ぐ手段として、また人の目の届くよう、治安を守るためにも樹木の手入れは必要と思います。

 かくいう私もつい4年ほど前までは、何と言うことは無かったひとりですが、視点が変わった、としか。
2009/07/10
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (12:07 pm)


多くのヤマユリはまだつぼみの状態ですが、人目につかないところで大輪の花を開いている株を見つけました。

 折からの暴風で花がじっとしてくれないので、撮影も一苦労です。

 学名: Lilium auratum Lindl.
 和名:  ヤマユリ
2009/07/09
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (11:59 am)
おし葉標本にする対象を根こそぎ掘り出そうとすると、地下で色んな他の植物と絡み合って生えている事が分かります。

 多少大きめに掘り取ると、お目当て以外の植物も必死に?しがみついており、傷めないようにうまく引き離さなくてはなりません。

 そんなとき教わったのが、バケツの水に浸す方法。

 水に浸けそっと泥を落としてやると、力を入れなくとも、あっさりしがらみが取れていき、サンプルの地中での姿が見えてきます。まるで水が、両者をなだめる仲介者のようです。

 標本に選ばれた植物の命を奪ってしまいますが、どうか、水に流して下さい。
2009/07/05
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (4:08 pm)
 オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草

弟切草という怖めの名前は、とある伝説に由来し、葉や花の黒点が特徴です。

 オトギリソウの花は、朝開いて夕方しぼむ「一日花」なのだそうですよ。

 学名: Hypericum erectum Thunb.
 和名:  オトギリソウ
2009/07/05
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:02 pm)
 マメ科シャジクソウ属の多年草

ヨーロッパ原産で明治初期に牧草として渡来、全国に野生化しているとか。

 詰草とは、その昔ガラス器を輸入するのに乾燥したシロツメクサを詰め物にしたところから付いた名前なのだそうです。

 学名: Trifolium pratense L.
 和名:  ムラサキツメクサ  別名:アカツメクサ
2009/07/05
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (1:55 pm)


ユリ科ギボウシ属の多年草

 学名: Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram var. sieboldii f. spathulata (Miq.) W.G.Schmid
 和名:  コバギボウシ
2009/07/03
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (3:00 pm)


ユリ科ソクシンラン属の多年草、芒蘭が穂状の小さな花を開いています。

 学名 A.luteoviridis
 和名 ノギラン
2009/07/03
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:30 pm)
素敵なフォトがいっぱいのホームページ「izumiの杜」拝見しました。

 山野草公園を取り上げて下さり、感謝!
2009/07/01
カテゴリ: 山野草日記 : 

執筆者: sanyasou (2:44 pm)
今年は「世界天文年」とも言われ、書店店頭には7・22皆既日食関連本が所狭しと並べられるようになってきました。残念ながら今回、屋久島にはいけませんが、思い出したことがあります。

2年前私が初めてかの地を訪れた晩、環境問題についての討論会に出席したところ、ある参加者が「屋久島に来て、写真を撮ることに意味がない」旨、あっさりと断言してしまい、唖然としてしまいました。長年の念願叶った私にとっては、それが当たり前以前、ごく自然な行為であったからです。

 その時は、分かるような分からないような主張に首を傾げつつ、それでも(意地になって?)シャッターを切り続けたのですが、今は「正解はひとつではないのでは」と考えています。

 その場所に、ある種、ある個体が存在していた証しとして、写真撮影は有効という点。

 市の植物相調査事業として標本採集の初歩を学ばせて頂き、実際に身体を使って植物と向き合う機会を得たのが昨年の春。

 おし葉にする際、植物の色や形の情報は期待できないので写真に撮ったり、メモしたり、3次元のものを2次元世界に閉じこめる事で失われる情報を補ってやるのです。全長を測り、時には実を食し味を記録、ある種の虫に喰われた食痕も、とにかく残す。

 希少種に関しては、希少だからこそ然るべき研究機関に証拠標本を残すべきという考え方がある一方、現地の個体数によっては採集自体が自然破壊的行為と躊躇われることもあるでしょう。

 ある種だけを切り離し人の手で管理、保護して生かしたとしても、もとの場所の自然生態系の多様性は低下してしまいます。

 調査対象を直接的に傷つけることなく画像として、私のような者にでも無理なくできる「写真標本」という概念に、ふと思いました。

 「縄文杉は標本にできないんじゃない?」

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