山野草日記 - 最新エントリ |
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2005/12/31
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (8:31 pm)
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あと数時間で、新しい年の幕開けです。 旧暦ですと、1月5日から月変わりではありますが。 今年一年、思いがけず色々な分野の人々との出会いがありました。 NPO関係の皆様、市役所の各担当者様、ホームページ関連の皆様、写真関係の皆様・・をはじめ、ご協力を賜りました皆様に心より御礼申し上げます。 至らぬ点も多々あると思いますが、試行錯誤を繰り返しながら道をつけて行きたいと思います。 平成18年が皆様にとっても実りある年になりますよう、お祈り申し上げます。 |
2005/12/28
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (9:47 pm)
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もうすぐお正月ですね。 神社でも初詣に向けて、準備が進められています。 今は静かに眠る散策路。春の本格デビュー(?)を待っています。 せっかく興味を持たれた方には申し訳ないのですが、安全のため春までしばらくお待ちくださいね。 問い合わせフォーム、メール等で質問等を頂ければ嬉しいです。 |
2005/12/26
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (8:08 pm)
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雪がどんどん積もり、森は日に日に白さを増しています。 山野草日記とはいえ、オフシーズンで肝心のお花が咲いていません.. お花以外のことも書かせて頂こうか、などと思い始めている今日この頃です。 テーマとずれるかもしれませんが、、お許しください |
2005/12/24
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (8:11 pm)
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師走ということで、慌しい日々を送っておられることと思います。 久しぶりに山を下り(?)市の中心部を車で通過しましたが、クリスマスということもあってか大変混雑していました。 途中、トンネル内で発生した交通事故による渋滞に遭い、現場を目の当たりにしてふと思いました。 時間や気持ちにゆとりを持てない現代人にとって、残念ながら・・これが「日常」ではありますが、もう少し別の生き方・時間の感じ方は出来ないものかな?なんて考えることがあります。 森に呼んでもらった私の、単なる贅沢なのでしょうか。 かくいう私もバブル末期に通過した新人時代、昼夜勤務でほとんど寝ずに過ごした時期がありました。日の出とともに起き出し、日が暮れたらさっさと寝る生活に憧れたものです。 失うと分かるありがたさ、ですね。 作業を通じて森とともに過ごす時間の軸とでも言うのでしょうか、明らかに違います。 自分の中に眠っている部分を刺激するのでしょうか、懐かしいような。 そう思うと、慣れっこになっている都市での生活が嘘に思えてきます。作られたもの、と言い変えられるかもしれません。 当たり前とされていることが、本当に「当たり前」なのかどうか。 |
2005/12/21
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (10:20 am)
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森の中に分け入ってみると、静けさの中にも様々な音との出会いがあります。 さわさわという、安らぎを感じる木々の揺らめき どこからか風の一団が渡って来て、荒々しく葉を散らして去って行く 森への関心が高いせいもあるでしょう。 これほどまでに自然の音を感じたことは、今までなかったように思います。 夏は蝉時雨 秋は紅葉がゆらゆら舞い降り 冬はしんしん さて、 春はどんな音を聴かせてくれるのでしょうか。 |
2005/12/18
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (2:17 pm)
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きたる平成18年春より大國神社の鎮守の森にて、カタクリ群生地観察会を予定しています。カタクリを始め、山野草をほぼ通年で楽しめ自然と親しめる憩いの場所を提供させて頂ければ幸いです。 山野草がお好きな方はもちろん、林内景観つくり、木工など、さまざまな作業に参加して汗を流してみませんか? あなたが日ごろ感じていること、やってみたいことを、小さな共同活動を通じて表現してみてはいかがでしょうか。 世代を超え、経験を生かし知恵を出し合って学び合い、次の世代に受け継いでいけたら素晴らしいですね。 【山野草の里山へございん】こちらもご覧下さい。 ただ今情報公開中!⇒みやぎNPO情報ネット |
2005/12/16
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (3:23 pm)
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鑑定という言葉は馴染みがあると思いますが、植物などの名前を調べることを、同定するとも呼ぶそうです。 何冊か図鑑を集めて比較してみるのですが、はっきりしないことが多々あります。 そんなときは公共施設の専門家を訪ねたりして、少しずつ進めています。 特徴となるポイントを押さえていないと、写真を撮って持ち込んでみても何かわからないことも・・。 そっくりな花が意外と多いのも、悩みの種です。 色々やってみて、葉の細部を丁寧に確認することで最終的に決め手になることが多いように思います。 知識と経験の積み重ねをこつこつと・・でしょうか。 花や果実と葉の両方にピントが合えば、1枚で特徴がつかめると思うのですが、たいていは両者が離れていますので、なかなか難しいですね〜。 |
2005/12/14
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (7:16 pm)
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カタクリについて調べていると、綺麗なギフチョウが蜜を吸っている写真をよく見かけます。 典型的な他家受粉型の虫媒花、とされるカタクリ。 花粉はタンパク質に富み、昆虫の産卵に必要な栄養源だとか。 カタクリにすれば、蜜や種子+エライオソームをつくるには多くの養分が必要なので、共生関係を保つのもコストのかかる大仕事なのですね。 投資とでもいいましょうか、赤字になったら命に関わります。。 ものの本によると、一度花をつけた個体(有性段階に達した個体)であっても、翌年には再び一枚葉の無性に逆戻りする現象もあるそうです。 かと思えば何年も続けて咲くものもあり、傾向は複雑。 光合成という仕事の業績次第で景気良く咲いたり、我慢の年になったり・・人間社会に通じるものを感じます。 それもこれも子孫を残すため、なんですね。 |
2005/12/13
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (10:44 am)
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カタクリの種子の端には、エライオソームという芳香性の脂肪酸が付いており、熟すとともに放たれるその甘い匂いに誘われ、アリが集まって来るそうです。 種子は巣に運び込まれ、脂肪酸をアリにプレゼントして外に捨てられる ・・アリの巣はカタクリの群落の外にあることが多いため、やがて生活域が広がっていくようです。 まだまだ不明な点が多い、とされるカタクリの一生。 晩秋には眠りから覚めて活動を始めているそうです ・・地下で春の準備をしているのかと思うと、思わず声をかけたくなります。 |
2005/12/12
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (3:55 pm)
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仙台市川内の植物園を会場に、絶滅危惧種・環境問題等をテーマに公開講座が開かれました。 高度な内容になかなかついていけない部分も多かったのですが、頻発する異常気象を始め自然界から発せられている警鐘について考えさせられた連続講座でした。 植物園の展示コーナーには、カタクリの一生を再現している立体モデルがあります。 アリの巣の観察箱のような透明断面の箱に、カタクリの地中での姿を季節ごと、成長過程ごとに見られるようになっています。興味のある方はご覧下さい。 この立体モデルにもアリやチョウなど、カタクリの仲間ともいうべき心強い虫たちが登場します。 アリがカタクリの種子を遠く巣の外にまで運ぶことによって適度に分散され、やがて群生地を形成していたのですね。 アリに子どもたちを託し、地上から姿を消すカタクリ。 やがて葉を広げ始める頭上の樹々との争いを避けるかのように。 その共生関係によって、種子が静かに広がっていく・・・イメージすると、とてもユニークな光景だと思いませんか? |