山野草日記 - 最新エントリ |
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2010/06/12
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (4:23 pm)
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今年も多数のご応募、有難う御座いました。入賞されたみなさん、おめでとうございます! 山野草部門 ◎特選 カタクリや ケキョケキョケキョの 落葉道 宗椿さん かれやまに かたくりさきて はるごころ 佐藤まち子さん カタクリに ふとなつかしき 母の顔 清野和成さん ○入選 うつむきて 反る意地もある かたくりや 藤野章さん カタクリや 三年越しの 一構図 勝利さん うつむいて 堅香子咲くや 風の道 加藤佑子さん 堅香子に 今年の出会い ありにけり 加藤佑子さん 春蘭や 寄り添うている 木漏れ日に 江戸裕子さん 吾一人 遅れて来たり 山笑う 庄子恭子さん カタクリや マップに頼る 神の庭 勝利さん 神社部門 ◎特選 残雪の 山借景に 大鳥居 勝利さん ○入選 三本の 松を縒りたる 花の宮 小野寺信一郎さん 春嵐 神変下駄の カタと鳴り 勝利さん 環境・エコ部門は残念ながら入選作品はありませんでした。 特選・入選受賞者には賞状と、記念品をお贈りさせて頂きました。 来シーズンのご応募、お待ち申しております! |
2010/06/09
2010/06/08
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (1:49 pm)
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先月このミズナラを巡回したときには確認されなかった、キクイムシの攻撃サインである「木くず」が見つかりました。6月頃から新成虫が出てくるという情報の通りです。 しかし、カタクリの結実が遅れた今シーズン、今もまだ完熟前の状態の「カタクリさく果」が頭を垂れており、足を踏み入れにくい林内なのです。。当面は双眼鏡を使って、遠くから調査するしかないか。 |
2010/05/28
2010/05/28
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (3:23 pm)
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植樹後一年余り経ち、初めての越冬に耐えたマテバシイに変化。小さな葉が展開しています。 マテバシイもまた、カシノナガキクイムシの加害対象とされているようですから、太くなればなるほど攻撃を受ける可能性は高くなるのでしょう。 |
2010/05/28
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (3:07 pm)
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(左)センリョウ科のフタリシズカが増殖しています。(右)葉緑素を持たないギンリョウソウ。枯葉の間からユーモラスに顔を出しています。 (左)マムシグサ (右)マルバダケブキの開花が始まりました。 (左)ツクバネウツギ (右)ヤブレガサ |
2010/05/26
2010/05/21
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (3:28 pm)
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先日地元紙の夕刊にも載りましたが、仙台市内で2年間にわたり採集された標本を中心に整理された1万数千点の植物標本が「標本に基づいた 仙台市野生植物目録」という390ページに及ぶ本になりました。 2009年記載・キク科の新種フボウトウヒレンや、仙台の名を冠した植物としてセンダイキツネアザミ、センダイトウヒレン、センダイザサ、センダイスゲがカラー写真で紹介されています。 プロの研究者に標本同定して頂けるのはとても有難いことで、当会の寄贈リストとも照らしながら振り返りを行っています。2事業年度中に提出させて頂いた標本115点※のうち、100点について記載が確認できました。(※写真標本含む) 最終的に2,177種類の植物が確認され、新野草館にて標本を閲覧できるのです。 大國神社山野草公園の他に当方で採取した場所のひとつ、広瀬川河川敷・太白区長町の広瀬橋右岸上流では、帰化植物(ヒロハホウキギク、アメリカセンダングサ、ヨウシュヤマゴボウ、セイタカアワダチソウなど)や逸出種(コスモスなど)が分布しています。 引用: 今回確認された自生植物は169科2177種。最も多かったのはイネ科で222種。次いでキク科の199種。新種と見られるケシ科のオトメエンゴサク(シロバナ品)も見つかった。外来種や農業用の栽培種が帰化した「帰化・逸出植物」は426種類で19.6%だった。宮城野区の仙台港周辺で採集されたカヤツリグサ科のミヤギノガヤツリ(仮称、北米原産)は国内で初めて帰化が確認された。 |
2010/05/21
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (9:53 am)
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カタクリが3つの部屋に分かれた「さく果」を結実中 ・・・この時期ナラの木を何とかしようと林内を歩き回ると、今度は足元のカタクリやヒメシャガを踏み荒らしてしまう! 今シーズンは開花が遅れたので、種子ができるのも遅れています。。完熟して種をまきアリたちに散布を託すまで辛抱して、つまようじでも作っておくか。 |
2010/05/21
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (8:34 am)
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偶然出会った一冊の本なのですが、思いがけずカシノナガキクイムシ駆除に関する情報が掲載されていて、藁をもすがる思いがします。 京都の「北山の自然と文化を守る会」による、キクイムシの開けた5ミリ程度の穴ひとつひとつにつま楊枝を手作業で埋め込む手法が紹介されています。気の遠くなるような地道な作業ですが薬剤に頼ることなく、生態系への影響も少なくてすむようです。 薬剤注入も含め画期的な駆除手法はないともいわれるキクイムシ対策ですが、被害を受ける箇所は人の背丈位の高さが一般的なので、何もしないよりは是非試してみたいと思います。 膨大な量のつま楊枝を購入するのは困難と思われ、例えば使用済み割り箸を加工して活用するとか、何か一工夫してみようかと思っています。 引用: 異常気象に苦しむ農家や変わる海の生態系など地球温暖化の影響を受けた異変が日本全国、世界各地で起きている。そうした環境問題を、それぞれの地域をよく知る全国46新聞社と共同通信社の記者がリレー形式で報道した企画記事。河北新報本紙でも2008年5月から1年間、番外編1回を含め、計15回にわたって特集、掲載された。定価1,050円(本体1,000円+税)B5判/162ページ/2009年8月/ISBN978-4-87341-234-4 |