山野草日記 - 最新エントリ |
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2006/03/31
2006/03/30
2006/03/29
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (1:51 pm)
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あらためて探してみたところ、ショウジョウバカマの葉先にミニサイズの何かが確かにくっ付いていました。 細い根のようなものも下から生えて着地しています。 おそらくこれが親個体から独立して繁殖するのでしょう。 |
2006/03/28
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (9:26 pm)
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我が道を行くかのごとく切株で生活し真っ先に開花したカタクリが、春の日差しを浴び揺ら揺らと風に身を任せています。 やがて気温が上がるのを待っていたかのように変化が起こりました。 このご時勢に暇なやつだとお思いかもしれませんが、ビデオカメラを回しながら初めて開花の一部始終をじっと観察してみました。 実にゆっくりとですが確実に6枚の花びらは展開していき、数十分かけて鋭角的に大きく反り返っていきました。 あたかもポリネーター(送粉者)のチョウやハナバチたちを誘い、迎え入れるかのように。 https://sanyasou.info/album/up-img/103.jpg 他の草木との争いを避けるかのような、その独特な生き方、潔さが好きです。 凛としたその姿は清清しくもあり少々はかなさを感じる方も多いかと思いますが、どっこい15年以上も生き続けるといわれる多年草であります。 実生からその一生が始まり、アサツキのような糸状をした子葉の世代を経て(あるときは枯れ葉に羽交い絞めにされている…)一枚葉、7〜8年かけてようやく開花、そして種子を抱いた「さく果」の姿など。 その多彩な営みには驚かされます。とても同じ植物とは思えません。 その魅力にいつの間にやら、すっかり惹き込まれてしまったようです。 |
2006/03/28
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (2:22 pm)
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ショウジョウバカマの群生にあって、早いものは花を広げ始めました。 これから茎を高く伸ばしていくのでしょう。 葉の先につくという親個体のミニチュアを探してみようと思います。 |
2006/03/27
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (1:33 pm)
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群を抜いて早い成長を見せていたカタクリが開花しました。 切株から地上に出ていた一株です。 小径から見る限り、他のカタクリはまだここまでは成長していないようです。 ・・小一時間後に見に行くと、花がすっかり展開していました。 地表で13℃程度に気温が上がると花を開く傾向があるそうです。 花の中心部には蜜標と呼ばれるW字型の模様がくっきりと出ています。 虫たちに蜜のありかを教えるためのもの、とされているようです。 陽が陰ると花は閉じていきました。 見学の際はあまり遅くならないうちに入場されると、開いた状態を見ていただけるかもしれません。 なにぶんデリケートな花ですので、その点ご承知置きくださいますようにお願い申し上げます。 |
2006/03/26
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (7:40 pm)
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今年初めてウグイスの鳴き声を仲間が耳にしたようです。 彼は動物にとても好かれるらしく、話によるとタヌキの親子が足元を走り回ったり、野鳥が目の前の木に止まったり、ウサギやテン、フクロウにばったり出会ったりと、うらやましい限りです。 きっと彼は自然の一部なんだろうなぁ〜、と思っていつも眺めています・・ |
2006/03/25
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (6:07 pm)
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春らしく爽やかな陽気の一日となりました。 無数の生き物が目を覚まし、活発に展開していくのがはっきり感じられます。 生活圏をともにするものたちの間で、静かな競演が繰り広げられています。 それは日光を求めての生存競争でもあります。 |
2006/03/24
カテゴリ: 山野草日記 :
執筆者: sanyasou (5:55 pm)
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以前にも触れましたがショウジョウバカマの子孫の残しかたは非常にユニークなようです。 花茎を長く伸ばした先から糸のような軽い種子を風に乗せて運ぶ方法、これは一般的かと思います。 もうひとつは、葉の先端にできる栄養繁殖体と呼ばれる小さな部分が地表に着地して、葉が枯れたときに親個体から独立する方法だそうです。 こういった特殊な繁殖の道があるからこそ、消滅することなく群を維持できるのですね。 |
2006/03/20